目次
脱臭と消臭の違い
・オゾンによる脱臭は、ニオイの分子構造を酸化により分解し、根絶します。
・消臭液体スプレーは応急的、一時的であり
ニオイ分子を芳香剤等で包みますが、時間経過後効力がなくなり
ニオイが復活します。
・液剤はほこり付着しやすく汚れ・ニオイの蓄積となることは避けられません。
・オゾンは、細胞膜を酸化作用で破壊します。</p
・オゾンは塩素の6倍のの強カな酸化力ですが
反応後は時間がたてば酸素に戻ります。
無臭になり残留しません。
*菌に対する効力の違い
「除菌」: 菌の数を減らすこと
「消毒」: 菌を無毒化すること
「殺菌」: 菌をある程度殺すこと
「滅菌」: 菌を完全に殺すこと
「抗菌」: 菌の繁殖を防ぐこと
空気清浄機とオゾン発生器と他の違い
方式 |
空気清浄機 |
オゾン発生器 |
消臭液体スプレ一 |
原理 |
ニオイ物質をフイルタ一に吸着します。 |
オゾン酸化力で二オイ物質を破壊分解します。 |
ニオイ物質を液剤で被せ、異臭を抑える。 |
性能と変化 |
機体内に吸い込んだ二オイ物質(粒子)は取れるが、床やカ一テン等に 付着した臭いは取れない。また、 フイルタ一に付着したニオイ物質は時間とともにガス化して漏れ出ます。 |
浮遊する二オイ物質だ けでなく、カ一ペットや壁、エアコン内などに 染み付いたニオイ物質まで除去します。一度、分解されたニオイ物質は戻りません。 |
臭いそのものが消える訳ではないため、時間とともに嫌な臭いが復活します。また、液剤に含まれる界面活性剤は蓄積し汚れを重ねていきます。 |
・ホテルはチェックアウト後、清掃を短時間で消臭する必要があるのでオゾン発生器が 便利です。
・エアコン内部のカビ臭や力ーペット、寝具に付着したニオイなどにも効きます。
・さらにオゾンは重い気体なので部屋の隅々まで行き渡ります。
上記表のように
空気清浄機や消臭液体スプレーは、処理してもニオイ自体はまだ存在し、 時間経過するとニオイが復活します。オゾンの場合、ニオイ分子自体を破壊し復活はありません。
脱臭効果のあるものをまとめた表です。↓
臭気の程度
人間の嗅覚を用いて臭気の強さを数値化した方法です。
他に科学的測定法はありますが一般的ではありません。
敏感な嗅覚を持つ人もいますので数値化しても臭い評価には差が出るでしょう。
液体消臭剤は安全?
有名なFスプレーについて
公開情報によりますと
”
・用途
対象物に対して、少し湿り気が付く程度に数回スプレーさせて自然乾燥することで消 臭と除菌が行えるとされる。生体に向けた噴霧は想定していない。
・成分
全てのタイプに、トウモロコシ由来の消臭成分Cy*が含まれている。
*Cy:シクロデキストリンは疎水性の分子を包接することで水への溶解性を高めたり、
水や酸素と反応しやすい物質を保護したりする。
・また、Quat(クウォット)と呼ばれる有機系の除菌成分、それを高める有機酸が多く の製品に含まれている。
・他に使用されている成分には、水溶性凝集成分(Fハウスダストクリアのみ)
香料、水がある。 皮膚への刺激などいくつかの観点から安全性を検査している。
・その安全性データから、万一口に入ったり液が肌に付いた場合、妊婦が近辺にいる場 合でも、ラベルに基づいた使用であれば安全上問題はないという。
・ただし、目に入った場合は洗い流すことを促しているほか、ペットへ直接吹きかける と言った行為は禁じている。
・中和消臭成分、ポリマー消臭成分、アルコール成分、感覚的消臭法を採用してい る。”
とあります。
しかし化学成分は素人には不明です。長期使用は不安が残ります。
あくまでも部分的、応急的、一時的な使用が良いと思います。
液体消臭剤比較